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仮面ライダーアマゾン/アマゾンズ/Armor Zone/DIE SET DOWN

仮面ライダーアマゾンと、そのリブート作である仮面ライダーアマゾンズが、Amazonプライムビデオ限定で見られるということで、見てきました。

仮面ライダーアマゾンズは相当面白いと噂だったので、ストーリー的な関連性は無いと知りつつも、未視聴だったアマゾンから視聴したので、感想などを述べていきたいと思います。

※多少は配慮していますが、記事の性質上、ネタバレが入っています。

仮面ライダーアマゾン

かなり異色の仮面ライダーだが、原点回帰をモットーにしているらしい。

戦い方はひっかきや噛みつきで、一言で言うと野蛮。それはアマゾンだけの特色かと思いきや、Wikipediaによると仮面ライダーの原点は野獣性なのだとか。え、そうだったの?

戦闘シーンを見てると、腕は飛ぶわ首は飛ぶわ体液噴くわで本当に子供に見せていいのかどうか心配になるような回もある。子供向けヒーロー番組で怪人の生首が吹っ飛んだ時の衝撃たるや…

一番衝撃的だったのは、怪人から情報を聞き出す時に、両腕を削いで抵抗力を奪ってから尋問するというシーン。合理的ではあるのだが、いちいち「放送に耐えうるのか」という視点で見ずにはいられなくなる作品だった。

仮面ライダーアマゾンの感想

ストーリー全体としては、ファンには申し訳ないが、あまり盛り上がりが無いなという感想だった。ただ最初からつまらないわけではない。ブラッシュアップすれば、アマゾンという異色ライダーにぴったりのテーマを描けたストーリーだと思う。

おそらく途中で方針転換でもあったのか、初期の頃に敷かれた伏線が、物語として盛り上がる形できっちり回収されていないという印象を受けた。

例えばアマゾンは、何のために戦うのかよく分からないままジャングルから来日しており、そしてそのアマゾンを狙う形で敵役であるゲドンも日本に上陸している。

ゲドンと戦うことは人類のためでもあるのだが、(アマゾンは完全なる被害者だが)日本にゲドンの脅威を持ち込んだのは結果的にはアマゾンであり、そのことから、守るために戦っているはずなのに、守っている一部の人間から激しく嫌われていた。

報われないアマゾンは「キライダ!」と叫びながら街を走り抜けるなど、人間に対する不信が高まっていく描写があるわけだけども、その伏線が面白い形で消化されなかったと感じる。

アマゾンを特に嫌っていた人物は、何故か途中からアマゾンに対して刺々しいことを言わなくなるし、アマゾンもアマゾンで人間に対する不信を感じさせるシーンは見られなくなっていく。

面白そうだが子供向けではないテーマの作品を、途中から無理やり子供向け作品として作りかえてしまったために、物語の核心が突然抜け落ち、中途半端にステレオタイプな特撮ヒーロー像に収まってしまったという印象だ。

ただ、ストーリーはともかく、ライダーとしてのアマゾンは好きだ。特撮ヒーローは結局それだけで良いのかもしれない。

仮面ライダーアマゾンズ シーズン1

ストーリー概略

アマゾンズでは、アマゾンライダーは1人ではない。

端的に言ってアマゾンズのアマゾンは、(実情は異なるが)ウイルスの感染者と言えるだろう。感染者のアマゾンは異常にたんぱく質が欲しくなり、たんぱく源として人間を食べたくなってしまう。

ハンバーガーを食べるなど上手にたんぱく質を補給しているアマゾンもいるが、抑えきれなくなると身体が完全なるアマゾンと化してしまい、人を害する存在となるため、駆除の対象になる。

アマゾンの駆除を生業とする「駆除班」がおり、駆除班のメンバーにはアマゾンもいる。そして主人公も、もちろんアマゾンだ。

そんなアマゾンだらけの街で、人間とは何か?アマゾンとは何か?という答えを探していく。そんな感じのストーリーだ。

アマゾンを見ていなくても問題なく楽しめるけど、アマゾン視聴済みだと、リスペクト部分が分かるのが嬉しい。アマゾンとはまた違うテーマで推進していく物語なのとストーリーや世界観の繋がりがまったく無いので、いきなりアマゾンズから見ても本当に全然大丈夫。

最近の仮面ライダーは特撮好きじゃなくても純粋に物語を楽しめるものが多く、アマゾンズも本当に1つの面白い物語として勧めたい作品だ。

好きな台詞

アマゾンズで好きなシーンはかなり多いが、4話のやり取りはシビれた。

「アマゾンだって人間だ!」と叫ぶアマゾンに、
「そんなことを考えるのは人間じゃないやつだけだ」と返す別のアマゾン。

なんと的確に核心をついた返答だろうかと思った。

もちろんアマゾンも人間なのだが、人間と呼ぶには相応しくない異常性があるのは確かだ。そんな異常性を抱えている人間だけが、そんなことを考えるのだ。うーん、シビれる。

このシーンの後に、さらに追加でシビれる台詞があるのだが、それは実際にAmazonプライムビデオで見て欲しいと思う。

小林太郎 / Armor Zone

仮面ライダーアマゾンズ 主題歌「Armour Zone」

仮面ライダーアマゾンズ 主題歌「Armour Zone」

アマゾンズの主題歌がとても素晴らしい。歌詞がストーリーにドンピシャだ。

普通に単曲で聴いても格好良いが、話の最後に毎回スタッフロールとともに流れるので、物語の後味が残った状態で聴くとまた良い。

「食うか食われるかの運命」という歌詞が好きだ。アマゾンに平穏は無いし、生きるには食うしかない。そんなアマゾンの悲運が伝わってくる歌詞だ。

タイトルのArmor Zoneは、「アーマーゾーン」、つまりアマゾンの発音に英単語を当てただけだ。実際、アマゾンの変身の掛け声のシャウトは「Armor Zone」と言っているようにも聞こえる。リブート作ならではのリスペクトが嬉しい。

仮面ライダーアマゾンズ シーズン2

シーズン1でストーリー的には1つの区切りがつき、その続き。グロレベルが格段に上がっているのは、Amazonで独占配信したかったのにシーズン1を地上波で放送されたため、Amazonが怒ってシーズン2は絶対地上波で放送できないようにしたかったかららしい。シーズン1では黒かった体液がリアルな赤い血液となってびしゃびしゃ噴き出すので、絶対小さなお子様と一緒に見てはいけません。

こちらもこちらで面白かったが、シーズン1とは少し雰囲気が違う。救いが無さすぎた。しかしそれがアマゾンズらしいのかもしれない。非常に面白かったことは確かだ。

個人的には、シーズン2は主題歌のDIE SET DOWNの意味を理解するためにあった。それくらいDIE SET DOWNの歌詞はシーズン2を表していると思う。

シーズン2の感想

「生きたい」

という言葉が、染みました。

是非、最後までみてください。

小林太郎 / DIE SET DOWN

仮面ライダーアマゾンズ SEASON ?/仮面ライダーアマゾンズ 主題歌「DIE SET DOWN/Armour Zone」

仮面ライダーアマゾンズ SEASON ?/仮面ライダーアマゾンズ 主題歌「DIE SET DOWN/Armour Zone」

こちらもタイトルは当て字となっている。DIE SET DOWN(大切断)とは、アマゾンの必殺技のことだ。

シーズン2を見る前にこの歌詞を見た時、人は罪深い生き物であり他の命を食べて生きている、という感じのメッセージが込められているんだろうなと思っていたが、ストーリーが進むとあらビックリ。

本当に「この世に生まれたことが消えない罪」と言えるような悲運な方が登場します。

なんて悲しいんだ。悲しすぎるぞ、アマゾンズ。まあ、さっきまで命だったものが辺り一面に転がる世界だからね。仕方ないね。それがアマゾンズだからね。

あえて説明するまでも無いかもしれないが、「護り斬れなかった」という歌詞の意味は、「護りきれなかった」と「斬れなかった」をかけているのだろう。確かにこの無情の世界は、護りきれなかったものばかりで、斬れなかったものばかりだ。何を斬れなかったのかは本編で確かめて欲しい。

そんな救いのなさすぎるアマゾンズの世界を、是非ともご堪能いただければと思います。

まとめ

アマゾンはあまりおすすめしないが、是非ともアマゾンズは見て欲しい。ただし割とグロいので苦手な方は見ない方が良い。

Amazonプライム会員に入っている方は、アマゾンズの全作品が無料で見られる。というか、アマゾンズはAmazonプライムビデオでしか見られない。

ちなみにアマゾンがリブートされたきっかけは、アマゾンとAmazonという名前の洒落だったらしい。なんともはや、よくぞここまで面白い作品に仕上がったものだと思う。